こんにちは。管理人のsinoです。
普段小児リハビリをしていない人からすると、小児リハビリできるかな?と不安に思いませんか?
今回はそんな不安がなくなる介入の考え方!課題指向型アプローチについて説明します!

課題指向型アプローチ

対象者の状態を評価・観察した上で、課題を選択し、その課題遂行を通して能力向上を目指していきます。
そのため、課題を提供する前に、その課題を行う上で必要な能力と運動戦略を把握する運動分析をした上で課題を提供できるといいですね。

小児リハビリで課題指向型アプローチを行う理由

課題指向型アプローチでは運動のイメージや言葉がわからなくとも行いやすいので、小児でも行いやすいです。また、遊びながら行うことができるので、本人のモチベーションを上げながら行えます。嫌なことはやりませんし、泣いてしまったりするので、小児では課題指向型アプローチはいい介入方法だと感じています。

また、ご家族に行ってもらえるような方法もあるかもしれません。課題指向型アプローチのように遊びながら行える方法であれば、ホームエクササイズとして導入しやすいです。

課題指向型アプローチの難しいところ

対象者のギリギリできるか、できないかの課題設定を考えることが難しいです。課題が簡単すぎると練習になりませんし、難しすぎてはモチベーションが上がりません。課題設定はとても配慮が必要です。

また、課題遂行時の運動戦略をコントロールすることが難しいです。課題遂行時にこちらが思っているような運動戦略をとらなければ、練習としては不適切になってしまいます。その場合は、ハンドリングを行ったり、課題設定を再検討する必要があります。

まとめ

今回は介入の考え方の1つである、課題指向型アプローチについて説明しました。
課題設定には能力評価や運動戦略の評価を踏まえて行わなければならないので、評価も大事ですね!

これで、小児リハビリの不安も少なくなったでしょうか?小児リハビリでなくとも必要な介入の考え方だと思うので、是非、導入してみてください‼︎




課題指向型アプローチ