タミフルが1歳未満の乳児で保険適応になりました

タミフル




休みの日に飲むコーヒが好きです。こんにちは。管理人のsinoです!
今回は2016年11月24日からタミフルが1歳未満の乳児で保険適応になったことを説明します!

インフルエンザの薬

タミフルはインフルエンザの治療薬の1つです。インフルエンザの治療薬はいくつか種類があります。

内服薬(口から飲む薬)

内服薬はタミフルとシンメトリルという2種類の薬があります。

タミフルはインフルエンザの薬として1番聞いたことのある薬ではないでしょうか?A型・B型両方のインフルエンザウイルスの増殖を防ぐ効果があります。症状が出てから48時間以内の服用が効果的です。

10歳の方がタミフルを服薬すると、因果関係は不明であるものの、タミフルの服用後に異常行動を発現し、転落等の事故に至った例が報告されています。

シンメトリルはA型インフルエンザウイルスに対してのみ効果があります。シンメトレルは薬剤耐性インフルエンザウイルスの発現(インフルエンザウイルスが強くなって、解熱・症状緩和にかかる時間が徐々に延びる可能性がある)が懸念されているため、使用される頻度は少ないです。

点滴薬

点滴はラピアクタという点滴注射薬があります。
点滴なので、カプセルを飲んだり粉薬を吸入したりするのが困難な方にも投与することができます。
症状が出てから48時間以内の服用が効果的です。

吸入薬(口から吸う薬)

吸入薬はリレンザとイナビルという2種類の薬があります。
乳児などの小さいこどもでは、うまく口から吸うことができないので、使うことはできません。
10歳台の方はタミフルは原則として使用を控えるため、吸入薬を使用することが多いです。

1歳未満の乳児で保険適応になった、タミフルドライシロップ3%

今回、保険適応になったタミフルはシロップのものです。シロップであれば小さいこどもでも飲むことができます!

臨床試験の結果、新生児・乳児に対してタミフルドライシロップは2012年からアメリカ、2015年からヨーロッパやオーストラリアで承認されています。

10歳台の方がタミフルの服用後に異常行動を発現することがありました。
そのため、小児・未成年者については、万が一の事故を防止するための予防的な対応として、異常行動の発現のおそれがあること、自宅において療養を行う場合、少なくとも2日間、保護者等は小児・未成年者が一人にならないよう配慮することについて患者・家族に対し説明を行うこととされています。

まとめ

今回は2016年11月24日からタミフルが1歳未満の乳児で保険適応になったことを説明しました!
インフルエンザはよくかかる病気なので、インフルエンザの薬のタミフルは使うことは多いですね!知っておきましょう!




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