蒸し暑いのはつらい・・・こんにちは。管理人のsinoです!
今回は人工呼吸器の設定をみる!と題して、人工呼吸器で使用する用語を説明します。
人工呼吸器
自分で呼吸をすることが大変な方に使用する、呼吸を補助する機器です。
人工呼吸器は使用者の肺に呼吸を送り込む、陽圧換気です。(自然な呼吸は陰圧です)
3つのモード
CMV (continuous mandatory ventilation:持続強制換気)
呼吸器で設定された呼吸(強制換気)
SIMV (synchronized intermittent mandatory ventilation:同期式間欠的強制換気)
呼吸器で設定された呼吸(強制換気)と、使用者の自発呼吸の両方
CSV (continuous spontaneous ventilation:持続自発換気)
使用者の自発呼吸のみ
従量式と従圧式
従量式:volume control「VC」
人工呼吸器が一定の空気量を送り込む。
従圧式:pressure control「PC」
人工呼吸器が一定の圧で空気を送り込む。従圧式が選択されることが多いです。
圧力に関する項目(単位:cmH2OまたはhPa)
吸気圧(inspiratory positive airway pressure:IPAP)
8cmH2Oからはじめて、徐々に上げていきます。
呼気圧(expiratory positive airway pressure:EPAP)=PEEP(呼気終末陽圧)
入ってきた空気は肺の弾性によって自然に出ていきます。
肺の虚脱を防ぐために、呼気の最後のほうに圧をかけます。5~10cmH2Oが一般的です。
時間に関する値
吸気時間:呼気時間(I:E比)
「1 : 2」が一般的。呼気時間を長くして、しっかりと息をはけるようにします。
立ち上がり時間
吸気してから、設定吸気圧になるまでの時間です。
回数に関する値
呼吸回数
I:E比が「1 : 2」の場合、一回の呼吸が3秒のため、1分間の呼吸回数は20回程度になります。
濃度に関する値
FiO2(酸素濃度)
SpO2が95%以上となる程度に設定します。
まとめ
今回は人工呼吸器の設定をみる!と題して、人工呼吸器で使用する用語を説明しました!
人工呼吸器を扱うこともあると思うので、しっかりと理解して、状態把握できるようになりましょう!