こんにちは!今回は脳性麻痺シリーズの麻痺の部位・種類編

まとめはこちら。

脳性麻痺の基礎知識

2017.10.22

身体分布の分類

四肢麻痺

四肢に麻痺が出現し、手から足まで全身が非常に動かしづらいです。

麻痺

両側に麻痺が出現し、麻痺の程度は手に比べ足に重いことが多く、歩く・走るなどの運動が不自由なことが多いです。

片麻痺

一側の上下肢に麻痺が出現し、麻痺の程度は足よりもての方が重いことが多いです。麻痺側と反対側をよく使うため、麻痺側の手足を運動や活動で使うことが少ないです。

重複片麻痺

四肢または両側に麻痺が出現し、一側の上下肢に麻痺が重いです。四肢麻痺または両麻痺に片麻痺が重複している麻痺です。

三肢麻痺

四肢に麻痺が出現し、うち三肢に麻痺が重く、両側の下肢と一側上肢の麻痺が多いです。

対麻痺

両下肢のみに麻痺が出現します。末梢神経性の疾患であることが多く脳性麻痺では少ないです。

単麻痺

一肢のみに麻痺が出現します。末梢神経性の疾患であることが多く脳性麻痺では少ないです。

タイプ分類

痙直型(spastic)

全身的に緊張が強く、全身を固めるように力を入れて動作を行います。腱反射の亢進や病的反射を認めます。

失調型(ataxic)

動作の時にふらふらしたり、不安定な動作になります。特に細かい動作を行う時に不安定な動作となりやすいです。

ジスキネティック型 (dyskinetic)

不随意運動(自分で調節が困難で何度も繰り返すような運動)を認めます。以前はアテトーゼ型と言われていた型です。

ジスキネティック型はさらに、ジストニック型と舞踏様アテトーゼ型に分けられます。

ジストニック型(dystonic)
全身的に緊張が強く、動きが少なく、こわばった運動となりやすいです。

舞踏様アテトーゼ型(Choreo-athetotic)
全身的に緊張は低下していますが、踊るような不随意運動を認めます。

 

まとめ

今回は脳性麻痺シリーズの麻痺の部位・種類編でした

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2017.10.22




初めて 脳性麻痺