こんにちは!今回は脳性麻痺シリーズの麻痺の部位・種類編。
まとめはこちら。
身体分布の分類
四肢麻痺
四肢に麻痺が出現し、手から足まで全身が非常に動かしづらいです。
両麻痺
両側に麻痺が出現し、麻痺の程度は手に比べ足に重いことが多く、歩く・走るなどの運動が不自由なことが多いです。
片麻痺
一側の上下肢に麻痺が出現し、麻痺の程度は足よりもての方が重いことが多いです。麻痺側と反対側をよく使うため、麻痺側の手足を運動や活動で使うことが少ないです。
重複片麻痺
四肢または両側に麻痺が出現し、一側の上下肢に麻痺が重いです。四肢麻痺または両麻痺に片麻痺が重複している麻痺です。
三肢麻痺
四肢に麻痺が出現し、うち三肢に麻痺が重く、両側の下肢と一側上肢の麻痺が多いです。
対麻痺
両下肢のみに麻痺が出現します。末梢神経性の疾患であることが多く脳性麻痺では少ないです。
単麻痺
一肢のみに麻痺が出現します。末梢神経性の疾患であることが多く脳性麻痺では少ないです。
タイプ分類
痙直型(spastic)
全身的に緊張が強く、全身を固めるように力を入れて動作を行います。腱反射の亢進や病的反射を認めます。
失調型(ataxic)
動作の時にふらふらしたり、不安定な動作になります。特に細かい動作を行う時に不安定な動作となりやすいです。
ジスキネティック型 (dyskinetic)
不随意運動(自分で調節が困難で何度も繰り返すような運動)を認めます。以前はアテトーゼ型と言われていた型です。
ジスキネティック型はさらに、ジストニック型と舞踏様アテトーゼ型に分けられます。
ジストニック型(dystonic)
全身的に緊張が強く、動きが少なく、こわばった運動となりやすいです。
舞踏様アテトーゼ型(Choreo-athetotic)
全身的に緊張は低下していますが、踊るような不随意運動を認めます。
まとめ
今回は脳性麻痺シリーズの麻痺の部位・種類編でした。
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