東京・足立区で、乳児ボツリヌス症による死亡例が確認されました。原因は離乳食として与えられた蜂蜜だそうです。
こんにちは。管理人のsinoです。
今回は乳児ボツリヌス症について説明していきます。
乳児ボツリヌス症
生後 1 歳未満の乳児は、腸内細菌が成人とは異なり、腸管内でのボツリヌス菌の定着と増殖がおこりやすいとされています。ボツリヌス菌は120℃で4分間(あるいは100℃で6時間)以上の加熱をしなければ完全に死滅しません。
乳児ボツリヌス症の原因(気をつける食べ物)
- いずし(北海道や北陸で食べられるお寿司)
- さといもの缶詰
- 真空包装された辛子れんこん
- 野菜・果実・食肉製品などの自家製瓶詰・缶詰
- 塩漬又は発酵した食肉製品
- 魚介類
- 蜂蜜
- 自家製野菜スープ
- ベビーフード
- コーンシロップ
- ハウスダスト
以上が可能性のある食べ物といわれています。
乳児ボツリヌス症の症状
乳児ボツリヌス症の潜伏期間は3~30 日間と推定されています。 大半は便秘が数日続きます。全身の筋力低下・脱力・ほ乳力の低下・泣き声が弱くなる症状があります。また、無表情・目が開きづらい・首が不安定になる症状があります。
予防
- 家庭で缶詰、真空パックをした食材は使用しない。
- 容器包装詰め食品の中で膨張していたり、食品に異臭(酪酸臭)があるときは食べない。
(ボツリヌス菌が増殖すると、容器は膨張し、開封すると異臭がする場合がある) - 120℃で4分以上又は同等の加熱加圧殺菌されている、容器包装詰加圧加熱殺菌食品を選ぶ。
- 賞味期限や冷蔵保存などの記載がある場合は記載を守る。
まとめ
今回は乳児ボツリヌス症について説明しました。
正しい知識を身につけて、今後このようなことがないことを祈ります。